契約書作成、契約書チェック、契約交渉
Q.契約書作成において、弁護士によってどの程度の差があるのですか
?
A.契約書作成に限っていえば、かなりの差があるといわざるを得ません。
例えば、企業法務に関して経験のない弁護士と、企業法務20年目のような経験豊富な弁護士を比較してみましょう。
結論からいうと、こと契約書作成に関しては、企業法務の経験のない弁護士では
全く
使い物にならないと言わざるを得ないでしょう。
しかし、経験がないといっても弁護士ですから日本最難関試験である司法試験を受かっているのになぜなのかという反論もあるかもしれません。
法律実務には、様々な分野があります。例えば、民事・家事・商事・刑事といった区分があります。この中の例えば家事も、さらに離婚関係・遺言関係・相続関係といった分野に分かれています。こういった各分野によって弁護士の力量が大きく関係する分野、及びどの弁護士でもほとんど変わらない分野というものが存在します。なお、ここでいう力量とは実務知識・証拠収集能力・法律構成力等を指します。
契約書作成・契約書チェックといった契約法務は、大変細かい契約書における作法、商慣習、個々の業界のルール等の知識が要求されます。したがって、弁護士の力量が関係する、中でも大きく関係する分野といえます。
これに対し、司法試験はそういった契約関係の細かい実務知識が要求される試験ではありません。ですので、その意味で経験のない弁護士が対処できないのも当然です。こういった実務知識を取得するには、先輩弁護士に教わりながら着々と経験を積み重ねていくしかないのです。
以上から、こと契約書作成・契約書チェックにおいては、弁護士の選択は慎重にすべきでしょう。
個人的には、15から20年程度の企業法務の経験があればある程度信用してよいかと思います。
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